- これIVしといて!
- 今日CFあるから準備頼むね!
- AMIの入院来るよ!

って、焦ったことはありませんか?
1年目の看護師なら誰もが通る道です。
実習ではそんな専門用語はそれほど使わないので、仕方ありません。
それなのに、先輩看護師は当たり前のように医療用語や略語を使ってくるので知らない方がおかしいんじゃないかと勘違いしてしまいますよね。
でも決してそんなことはありません。
初めての現場なんだから知らなくて当然です。
でも1回1回先輩に聞くのも怖いし、そんなことも知らないの?って思われるのも嫌ですよね。
そこで今回は医療現場でよく使われる医療用語や略語を紹介していきたいと思います。
数ある医療用語すべて覚える必要はありません。
よく使われるものだけ知っていればOKです!
私が厳選に厳選を重ね、かなり絞って教えていきます。
ここで学んで身に付けましょう。

看護師・医者がよく使う医療用語20選!
- よく使われる医療用語だけ知りたい
- 前科に共通する医療用語を知りたい
- 余計な知識はいらない
というあなたに向けて、覚えやすいよう簡潔に説明していきます!
注射・点滴系
IV:静脈注射
- カルテ上に書いてあったり、医師から「IVして」と指示されることが多い。
- 会話の中では「IV」や「静注」と言われることが多い。
DIV:点滴静脈注射
- カルテ上に書いてあることが多い。
- 点滴ルートがある患者さんに行うことが多い。
CV: 中心静脈カテーテル
- 高カロリー輸液をする患者さんに挿入する。
- 挿入場所は、内径・鎖骨下・鼠径の3ヶ所。

これらはまっ先に覚えておきたい用語です!
名称系
ツッカ:ブドウ糖液
- 主に会話の中で使われることが多い。
- 5%ブドウ糖液のことは5プロツッカと言われることがある。
ナート:縫合
- 術後やカテーテル挿入後などの申し送りで言われることがある。
- 「○針ナートする」のように使う。
サクション:吸引
- 会話の中で使用される。
- 「サクションして」や「吸引して」など主に両方使われている。
アプニア:無呼吸状態
- カルテ上や会話の中で使われる。
ケモ:化学療法
- 抗がん剤を使い、がん治療を行う方法。
- 主に会話の中で使われる。

こちらは自然と覚えていくと思います。
疾患系
AMI:急性心筋梗塞
- 実習で受け持つ人も多く、比較的覚えやすい。
- 循環器だけでなく既往で罹患している人も多いため覚えておいたほうがいい。
DM:糖尿病
- 日本に1000万人以上いると言われているため科に関係なく関わることが多い。
- 2型糖尿病が90%以上を占めている。
BS:血糖値
- DMついでにこれもセットで覚えておくと楽。
- BS測定とは、血糖値測定のこと。
S/O:疑い
- カルテ上に記載されている。
- 診断が確定ではない場合に使用される。

覚えておくと患者状態を理解しやすいかも。
検査値系
CRP: C反応性タンパク(炎症反応)
- 肺炎や尿路感染などの炎症反応の状態を知る時に見る。
- 「CRPは○です」とそのまま使う。
WBC(ワイセ):白血球
- 炎症や感染症があるときに増加する。
- 会話の中では、「ワイセ」や「白血球」と呼ばれている。
RBC:赤血球
- 基準値以下だと貧血が疑われる。
- そのまま「赤血球」と言うことが多い。
Hb(ハーベー):ヘモグロビン
- 8g/dl以下は重度の貧血。
- 「ハーベー」と言う人が多め。

「ワイセ」などの呼び方も合わせて覚えよう。
検査系
GIF:上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
- GFと呼ばれたり、病院によって異なる。
CF: 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
- CSと呼ばれることもある。

その他
SR: 同調律(サイナス)
- 心電図を読むときに使う。
- カルテ上はSR・同調律・サイナス、会話では同調律・サイナスと使われることが多い印象。
DNAR: 蘇生処置拒否
- 心停止でも心肺蘇生を行わないということ。
- 意外とDNARの患者さんは多い。

緊急時の患者さん対応になるので大事です。
おすすめの医療用語・略語辞典
個人的にこの2冊がとてもわかりやすかったです。
書店にも置いてある本なので、興味ある人はぜひ見てみてください。
まとめ
医療業界ではほんとうに沢山の用語があります。
その中で今回は、どの科にも共通する医療用語・略語を紹介しました。
これらはほぼ毎日使っているので自然と覚えることができますが、事前に覚えておいたほうが仕事がスムーズに運びます。
そして、先輩たちが話していることが理解できるようになり、気持ちに余裕を持って仕事に取り組むことができるはずです。
この記事をきっかけに頭に入れておくといいでしょう。
第2弾も書く予定なのでぜひ見てください(^-^)
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