- パンフレットってどう作るの?
- どんなことを書けばいいの?
- 作成例が見たい

この疑問に全て答えます!
看護実習では患者さんへの指導のため、パンフレットを自作しなければなりません。
でも、やみくもに作っても先生や指導者からやり直しを食らうだけです。

作成のコツを知っていないとこんなことになりかねません。
そこで今回はパンフレットの作り方について解説していこうと思います。
パンフレットの作り方を知っていれば、こんな利点があります。
- 作り直しが少なくて済む
- 時短になる
- 睡眠時間が確保できる
実習中でこの利点はかなり大きいです。
何度も作り直しを食らった私が、その内容と完成品を公開します。
ぜひ最後までご覧ください。
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パンフレットって何書けばいいの?
パンフレットには必要最低限以下の内容を入れましょう。
患者に説明する上で欠かせない内容です。
1. 疾患について
患者さんの疾患についての説明を入れましょう。
この時、医療用語は使わず簡単な言葉で説明しましょう。
子供に説明するように、「わかりやすく」がポイントです!
2. 患者の今までの生活について
患者さんの今までの生活と疾患の関係性について説明しましょう。
どういう生活を続けてきたからその病気になってしまったのか、原因と理由・結果と分けて書くと伝わりやすいですね。
3. 退院後の生活について
退院後はどのような生活を送ればいいのかを説明していきます。
2の原因を解消できるような方法を具体的に書きましょう。
数字や例を出してかなり具体的に書いていくことが必要です!
4. 気をつけること
その患者にまつわる補足的な注意事項を書きましょう。
例えば
- ペースメーカーについて
- 血圧は毎日同じ時間に測る
- どういう時に病院に受診したらいいか、など
患者指導のためのパンフレットの作り方!
良い作り方を知らないと良いパンフレットはできません。
実際に私が3回の作り直しを食らって仕上げたパンフレットをご覧ください。A4サイズ2枚です。


では、このパンフレットができるまでに私がどんなやり直しを食らったかを解説していきます。
それができれば作り直しをする回数もかなり減り楽できます。
私がやり直しを食らった内容
次のことができていなかったため、何度もやり直すはめになりました。
1発OKが出れば、かなりの時間短縮になります。
具体的でない
自分が思っている以上に具体的に書かないとやり直しをさせられます。
基本患者さんは疾患に対しては無知です。
「何も知らない人に説明する」ということ前提でパンフレットは作りましょう。
すべて指定してしまうくらい詳しく書いた方がいいです。
例えば
- 摂取量
- 時間
- 食べ物 etc
個別性がない
その患者さんに対しての専用のパンフレットなので、個別性がないとダメです。
患者さんの生活歴・原疾患・既往疾患・退院後の生活などを結び付けて書きましょう。
私のパンフレットでは、-今までは-から下の部分です。
今までの生活がこうだったため大動脈瘤になってしまった。なので退院後はこういう生活を心掛けてください、という風になります。
ここの部分で個別性を出してください。
評価を高くする3つのコツ!
次のことを意識して作れば、さらにより良いものに仕上がります。
1. 図を入れる!
図を入れることで患者さんの理解度がグっと上がります。
わかりやすい図を見つけて挿入しましょう。
どんな図を入れる?
- 罹患している部分・臓器
- 疾患によってどうなってしまっているか
- 治療しないとどうなってしまうか etc
2. 大事なところは目立たせる!
大切なところは文字を大きくしたり、赤字にして目立たせます。
そうすれば目に入りやすいし、読みやすくなります。平坦な文だけだと患者さんも読む気にならないですからね。
どこを目立たせる?
- 疾患の原因や要因
- 数値や基準値
- 気を付けてほしいとこ
3. 個別性を出す!
これがかなり大事!
患者さんの生活習慣を参考に、その人にしか通用しないパンフレットを作ろう!
そのために情報収集が肝心です!
以上の内容をパンフレットに盛り込むと評価の高いものが出来上がります。
これで数回分のやり直しを省けるはずです。
パンフレット指導の目的
最後にパンフレット指導の目的について理解しておきましょう。
これがわかっていればパンフレットも作りやすくなると思います。
- 自身の疾患について理解してもらうため
- 今までの生活と疾患の関係を知ってもらうため
- 退院後正しい生活を送れるようにするため
簡単に言うとこんな感じです。
特に大切なのが2つ目の「今までの生活と疾患の関係を知ってもらうため」です。
これができていないと、作り直しは確実です。
まとめ
最初から完璧、とまではいかないかもしれませんが知っていると知らないでは大違い。
ここで紹介したことを活かせれば、冒頭で話した
- 作り直しが少なくて済む
- 時短になる
- 睡眠時間が確保できる
を得ることができ、余裕のある実習を送ることができるでしょう。
パンフレットを作る機会は少ないですが、ぜひ参考にしてみてください。
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