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【本当に難しい?】循環器看護師に向いてる人・向いてない人【経験談】


循環器科で働きたいんだけど難しそう…

どういう人が向いてるの?


今回はこの疑問を解決していきます。

私は新卒後に循環器科で3年働いていました。

率直な感想は、循環期看護師は難しいです。

ただそれ以上に学ぶことが多くて良かったと感じたので、循環器看護師について解説していきたいと思います。

本記事の内容

  • 循環期看護師に向いている人
  • 循環器科の特徴、業務内容
  • 循環器科で働くことで身に付くスキル

循環器に興味のある人は参考になります。

ぜひ最後までご覧ください。


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循環器看護師に向いてる人

循環器科で働いていた私が循環器看護師に向いている人を解説します。

参考にしてみてください。

調べることが好きな人

循環器科は学ぶことが多いため、分からない事をしっかり調べられる人が向いていると思います。

実際、10年以上のベテランの看護師でも参考書を見て日々勉強している世界です。

調べるのが面倒、勉強は嫌いって人は挫折する危険があります。

将来、救急外来やICUで働きたい人

循環器科では、体のメインの臓器となる心臓の動きと働きを学ぶことができます。

これはどの疾患にも通用する超重要な知識です。

救外やICUで働きたいと考えている人にとっては循環器科で働くことはメリットでしかありません。

どんな疾患でも看れなければいけない部門なので循環器の看護師は経験しておいた方がいいでしょう。

物怖じしない人

循環器科は、心電図のモニターアラームや血圧変動による状態変化などによるDrへの報告がわりとあります。

そのため、Drへ物怖じせず報告できるような人は循環器科に向いていると思います。

何事にも動じない人も循環器をおすすめします。

頭の回転が速い人

頭の回転が速く、説明上手な人も循環器に向いています。

理由はDrへの報告がスムーズに行えるから。

一刻を争う事態もあるので、逸早い報告はとても重要です。

これは看護師として身に着けたいスキルです。

循環器に向いていない人

あまり循環器向けではないなって人はこのような人です。

挫折するリスクありです。

1人1人の患者にゆっくりと向き合いたい人

後述しますが、循環器科は忙しい科です。

そして、検査や治療が良好に経過すれば退院も早いです。

患者とじっくり接したいという人にとっては難しい科になると思います。

勉強が嫌いな人

循環器科は、心臓・心電図・血圧・心リハ・再発リスクなど身に付けなければならない知識がたくさんあります。

特に心電図は複雑でわかりにくいのでいつまでも勉強だと思います。

勉強が嫌いな人にとっては、負担大です。

向いてないと思うなら選ばない方が無難かも。

緊迫感・緊張感に弱い人

常に心電図のモニター音が鳴っているので緊張感があります。

そして、アラーム音も頻繁に鳴ります。

慣れれば大丈夫ですがアラーム音が苦手な人はおすすめしません。

takashi
私も初めの頃は、心臓が締め付けられる感じがしてました(汗)


次は、循環器科の特徴についてです。

向いている・向いていないの根拠となっているので見てみてください。


循環器科の5つの特徴

循環器科の仕事は大きく分けて5つの特徴があると感じています。

詳しく解説していきます。

1. 心電図モニターでのモニタリングが必須!

心臓に疾患を抱えている患者さんが主なので、心電図モニターを付けている人が大半です。

そのため、常に心電図モニターを観察しなければいけません。

心電図が読み取れなければ正常・異常も判断できません。

早いうちから読み取れるようになるために勉強が必要です。

takashi
基本的に波形は、洞調律・Af・PVC・PAC・VT・VF辺りが多いです。

参考書と照らし合わせてモニターを観察しよう。


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2. 患者対応の回数が多い

心疾患患者は、検査や治療後・心リハなどによって安静度が変わってきます。

そのため、ベッド上安静などの患者さんは排泄時などナースコールで対応することになります。

他にもモニターのアラーム音がなればすぐに患者のもとへ駆けつけなければいけません。

必然的に患者対応が多くなる診療科だと思います。

takashi
ただ、安静度が拡大すれば対応の回数も減ってきます。

モニターのアラーム音も理解できていればその都度駆けつける必要もないしね。



3. 他の診療科より急変リスクがある

主にみるのが心疾患なので、他科よりも急変が起こるリスクは多めです。

そして、心電図の異常波形が見られた時にはDrへの報告も必須です。

ただその都度Drへの報告は必要ないため、観察力と判断力が必要になってきます。

takashi
急変時の対応は循環器看護師の重要な役割の1つです。

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4. 退院後の生活指導が必要

心疾患は今までの生活習慣がかなり影響を受けます。

退院後も飲水や塩分制限など生活習慣を改めてもらう指導が必要になってきます。

再発防止のためにも、退院指導は循環器看護師の大事な勤めです。

5. 家族対応も重要!

心疾患患者が退院するにあたって、家族のサポートはとても大切です。

家族も含めて生活指導を行っていきます。

循環器看護師の特徴まとめ

循環器は体の軸となる心臓を理解することができる。

どの科に行っても通用する知識なので循環器科で働くことは無駄にはならない。

忙しいけど経験する価値は十分にあり。


循環器科で身につく3つのスキル

循環器科で働くと主に次の3つのスキルが習得できるようになります。

今後、救急外来やICU(集中治療室)で働きたいと考えている人にとっては必須のスキルになってくるでしょう。

1. 優先順位の判断能力

患者の状態により、Drの指示変更・追加検査など臨時に入ってくる業務が多くあります。

効率よく仕事を進めるため、何を優先させて行うべきか常に判断して動くことが大事になってきます。

そのため優先順位を付ける判断能力が自然と磨かれていきます。

看護師として必須のスキルです。

2. 臨機応変に対応する能力

点滴での血圧管理など、状況が変化する中ですぐに対応しなければならないこともあります。

そのため、臨機応変に対応していく能力が培われていきます。

優先順位と合わせて自然と身についてくる大事な能力です。

3. 心電図を読み取る能力

心電図モニターを装着している患者が多いので波形を読む力も身に付きます。

心電図は、他科の疾患にも関わってくるので身に付けておきたい力の1つです。

1年目から読み取れるようになるのがBESTです。

takashi
忙しい分、身に付く能力も多いです!





まとめ : 循環器科で働くことのメリットは大きい!今後に活かせる職場であることは間違いない!

身につくスキルや学ぶことの多さから循環器科で働く意味はかなり大きいと思います。

悩んでいる人は思い切って飛び込んでみるのも良いかなと。

良い職場に巡り会えるといいですね。


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